岐阜県立岐阜商業高等学校マーチングバンド アメリカ遠征ツアー

★遠藤個人ブログ「ひろいあつめたなはびら」より

 

 

私が担当させて頂いて今回で3回目となる高校生のマーチングバンドが、アメリカ、オーランドで開かれる大会に出場するため、遠征に出かけてきました。
東日本大地震直後ということもあり、顧問の先生方はかなりの苦労をされて調整を行い、どうにか実施にこぎつけられました。
「こんな時期に」という声もあるのかもしれませんが、むしろ「こんな時期」だからこそ、下を向かない、後ろを向かない高校生のがんばりを見たい…旅を引っ張る私たちも、演奏に打ち込む生徒さんたちも、思いは同じ。

5回あった演奏では、すべて喪章をつけて臨みました。そして、それを見たコンクールの主催者や担当者の方々も、喪章をつけたいとお申し出が。 うれしいことです。

平時のコンクール出場とは、プレッシャーの度合いが違う今回の意味合い。喪章をつけて演奏することの重さ。


結果!!!
All American Music Festivalでは、Parade band、Field show(ドリル)ともに、本場アメリカのバンドをおさえて、最高得点を獲得!!!
続くFestival Disneyでは、やはりParade band、Field showともに、最高得点を獲得し、さらに、最優秀ドラム・メジャー賞最優秀ガード賞最優秀バッテリー賞と全部門での最高得点ゴールド・トロフィーを獲得してきました!!
いずれの大会でも、まさに獲得出来る賞はすべて獲得!
「こんな時期」でも、下を向かない、前を見て突き進んでいく日本の強い高校生の魂をアピール出来たようです。
表彰式では、冒頭に日本の地震と津波についてのアナウンスがなされ、「こんな時期」にもかかわらず万難を排して出場してくれた日本のバンドに敬意を表する、と満場の出演者の方々から拍手を頂いてきました。
生徒の皆さんは、そんなライバルにこそ、全力で戦ってきて良かったと思ったはずですね。少しでも後ろ向きな心が見えてしまっていたら、私たちに敬意は示してくれなかったはず。アメリカってそういう国ですから。
フロリダの照りつける太陽と猛暑の中、懸命に励み、あきらめずがんばった皆さんに、本当に、心からおめでとうと伝えたいです。私も感動を頂きました。